看護のお仕事

血が苦手だけど看護師になりたい人必見!私が克服した経験談

今回は、

血が苦手、グロいのが苦手、だけど看護師になれる?

という不安を抱いている方や夢を諦めようとしている方にむけて

私の経験を通して安心できたり、諦めず挑戦してみよう!と

思ってもらえるような記事をかいていきたいと思います。

よん

私自身、看護師になるまで自分の採血時や処置などをみていると失神してしまうこともありました。

看護師になりたい!という気持ちだけでは解決できないこともあり

自分なりに分析してきたこと、現場を経験して克服した経緯を伝えたいと思います

 

どういう処置の時に「血が苦手」と感じるか分析してみる

私は看護学生時代に

自分に針を刺されるところをみたり、患者さんが傷の処置をされているところをみていると

徐々に気分が悪くなって倒れてしまう、ということが多々ありました。

看護師になったら、この調子で倒れていたら何もできない…と思い自分の症状がでるタイミングを分析することにしました。

・どのような処置の時に気分が悪くなったり、苦手だと感じるのか

私の場合は下記のような処置の時に強い苦手意識が現れることが分かりました。

・血管に針をさす処置(採血や静脈血管確保など)

・術後の傷を観察したり、洗浄する処置

・重度の褥瘡や壊死がみられる組織の処置

・粘膜が見える傷などの処置

 

看護師をする上で切っても切り離せない処置たちですが、自分がどういう処置の時に気分が悪くなってしまうか、しっかり知ることで処置へ立ち向かう気持ちにができると思います。

観察はとても大切だけれど、実習期間中などはまずは慣れていくために「直視できる時間を増やしていく」という努力に費やしてもいいのではないかと感じます。

苦手意識以外の感情に目を傾ける

そして、どういう処置の時に「苦手意識」を感じるの分かったら今度は自分の気持ちと向き合っていきます。

・その処置の時に自分が抱いた感情はどんなものか

私の場合は以下の苦手意識と同時に以下の感情を強く抱いてしまっていました。

・患者さんへの侵襲的処置を見ていると、「痛い!」という気持ちが異常にリンクしてしまう

・粘膜や壊死組織などをみることに対して抱く恐怖感  など

 

頑張っているのは患者さんなのに、「痛い」って感じているだろうな…と想像することで

「痛い」=「怖い」と勝手につなぎ合わせてしまい、処置を怖いものに考えてしまっていることに気付きました。

気付いたのはいいけど、臨床実習で毎回苦手だと感じる処置に出会すわけでもなかったので克服できないまま国家試験に挑みましたが、自分の苦手を把握できるなら早めに知っておくことはとても大事だと思いました。

もちろん、ただただ苦手しか思わないよ!って方もいると思います。そして実習期間中が苦痛で仕方ない方もいるかもしれません。

でも「もう諦めようかな」と考えている方、看護師として働いてみてからでも遅くはないと思います。

次は血を克服できないまま看護師になってからの仕事のことについて書いていきます。

看護師の仕事の実際

国家試験に合格して看護師になった私でしたがこの時点ではまだ採血などの処置への恐怖感は強く、自分が技術を習得していけるがとても不安でした。

でも働く中で、今度は処置への不安よりも上回る感情が私を支配します。

ママ(よん)
先輩こわい!!怒られたくない!目をつけられたくない!!!

というシンプルな感情でした。

看護師1年目の春に学んだ血に関係する技術は採血・静脈留置針の挿入・抜針などをメインに行っていきました。

けど看護師の仕事ってこれらがメインなわけではないので血管が漏れたり、処置が重ならなければ1日2〜3回するかしないかだったので

ゆっくり慣れていくことができた気がします。(処置が重なるときはすごく重なるし、失敗するときも重なる)

患者さんへの実施の合格を出してくれるために先輩が見守りながらの採血にさらに緊張したり…

自分が何回か失敗してしまった場合は先輩にお願いしたりしないといけないため

「失敗するわけにはいかない」というプレッシャーが強かったのは大きかったと感じています。

※でも、分野にもよると思いますが手術室や救急病棟ではなかったので内臓やかなりグロい状態の傷などをみることなかったです。

もちろん失敗もたくさんしましたし、「失敗してはいけない」ということ全然ないですよ!

ただ、新人時代って先輩からの評価が異常に気になるし、本当に怖かったんです…。

術後の傷の処置の時もまずは先輩が行なっているところから見学させてもらうなど、気持ちを作ってから行いました。

それでも、倒れかけるということもありましたが、だんだん慣れていく自分がいたのを覚えています。

その後は現場で場数を踏むことで慣れていったような、荒療治ではありました。

しかし、看護師とし働き、患者さんと関わる中で気づいたことがたくさんありました。

患者さん
早く元気になって帰りたい。しんどくても頑張りたい。

何回もしんどい思いをしてつらいけど、採血しないわけにはいかないでしょ?

患者さんからネガティブな言葉が聞かれることもありましたし、

採血や傷口の処置などで少なからず「痛い・怖い」という感情を抱いていたと思います。

 

でも、元気になりたいという気持ちも強くて、つらい処置でも前を向いて頑張っている姿をそばでみて

自分自身の気持ちにも変化がありました。

よん
辛い、痛い気持ちに寄り添うことも大事だけど、患者さんを奮い立たせている芯の気持ちに寄り添いたい。

頑張って挑んでくれているんだから、できれば上手に採血したり処置したい。

私の中で侵襲的な処置が怖いものから、自分ができる患者さんにとっての必要なことに変わっていきました。

上記のことは、当たり前じゃん!と感じる方も多いかもしれません。

でも、看護師を目指していた時よりも看護師として働き出して近くで患者さんと関わるようになり、芽生えた責任感が私を強くしたのだと思います。

今まで血や傷口が苦手だったけれど現場で働くに連れて慣れていったという方が多いのはこういった実際働いてみて感じた気持ちの変化や経験が関係しているんじゃないかと考えます。

「血が苦手」という感情

看護師として働き出して、だんだん血や傷口などに慣れていった私でしたが、学生時代の方が患者さんの痛い気持ちを自分のことのように

感じることができて、いろんなことを分かってあげることができていたのではないかと悩むこともありました。

でも、今は違います。

高校時代に血が苦手ということで看護師になりたいという気持ちを諦めようとしたことがあります。

担任の先生にも「手術や血が苦手で倒れていて看護師辞める人もいるから辞めてもいいかもしれない」と諭されたこともありました。

でも、諦めきれず看護師になることを目指した私ですが、正直後悔はありません。

だって、よく考えれば、最初から人に針を刺したり、痛みが生じるであろう処置を躊躇なくできる人なんてなかなかいないと思います。

その上で看護師という仕事はいろんな働き方もあるし、侵襲的処置が看護師のメインの仕事というわけではないんです。

なんなら今では、血が苦手、傷口が怖い、痛そう、辛そうという感じる気持ちってポジティブに考えると想像力が豊かで、患者さんの辛い気持ちもしっかり考えることができるプラスな感情だったんじゃないかと思っています。

 

といっても、今でも時々倒れそうになるくらいの傷を持たれている患者さんの処置をすることもあります。

でも、毎日関わっていく中でその患者さん自身を知って、観察していくことでだんだん慣れていけています。

早く良くなるように、頑張りたいなあって気持ちの方が強くなっていくと思います。

慣れていくことってたやすいことではないけど、血への苦手意識があるから看護師を諦めるという選択はして欲しくないなあと思います。

納得いくまで挑戦できるように私の経験が誰かの役に立ちますように。

私の執筆本です!

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